35│2023年08月27日

岡山バプテスト教会


週 句 そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、墓が開いて、眠りについていた。多くの聖なる者たちの体が生き返った。
聖書 マタイによる福音書27章51~52節

説 教 「神通信、無制限プランへのご招待」  高橋周也牧師
聖書 創世記7:11~13、16b~20

「イエス、神は救いという名前」
 教会遍歴を重ねた方から、私の説教のことも含めて「牧師の語る神様は優しすぎる。もっと滅びとか地獄というものがあるはずだ」と言われたことがあります。一応、それらのことについてここで述べておくと、聖書には5種類以上の地獄にあたる言葉があり、10種類以上の地獄の捉えがありますが、聖書独自のものは特になく、一貫していないばかりか、他宗教他民族の受け売りのようなところもあります。それはあまり重要じゃないからの一言に尽きます。また、プロテスタント教会はそもそも、国家権力と一体化して肥大化し、生殺与奪の権まで掌握しようとした中世カトリック教会への抵抗運動から成立した教会です。キリスト教の使命は、むしろ「救い」を説くことです。
 新約聖書ペトロの手紙一3章18~21節の記述は、私たちをそのような誤った呪縛(じゅばく)から解放してくれる代表的な箇所であると言えるでしょう。主は、ノアの経験した洪水で、箱舟に乗り遅れた人々(世に満ちた罪のために、洪水で「ことごとく死んだ」とされる者たち)に直接宣教なさったのです。主が共におられる場所はもはや天国であり、そこには救いが満ちていると言えるでしょう。
 神は全ての人を救うのです。ですから、安心して、主イエスに出会っていただきたいと思います。一たび主にであうなら、もっともっと深く知りたい、イエス様と親しくなりたい願いにあふれます。そしてその時にはきっともう、滅びや地獄なんて、どうでもよくなっていることでしょう。神様はことごとく優しいのです。その分ご自身に対して厳しいのです。愛すると決断した私たち人間のために、ご自分の命を投げ出すほどに…。