招きの詞 さて、わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんか。 この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。
聖書 ヘブライ4:14-16
メッセージ 「全ての人のための逃れの町」 杉本拓哉協働牧師
聖書 ヨシュア記20章1~9節
「主と共に行く、はじめの一歩」 ヨシュア記 3章1~17節
私たちの人生は、初めての事柄の連続かもしれません。進学や就職、結婚や子育て、病気や老いや死。経験や知識だけでは対応できない、初めての出来事に立ちすくむこともあるでしょう。自らの力では越えることの出来ない困難な場面において、私たちは何を頼りにするでしょうか。
イスラエルの民は、激しく流れるヨルダン川を眼前に、三日間主の御心を尋ね求める時を持ちました。彼らは、「主の臨在のしるしである契約の箱の後に続いていくように」と受け取ります。そして、箱を担いだ祭司が一歩踏み出す時、川の流れはせき止められるのでした。水が止まり安心してから渡ったのではなく、主の約束に信頼して一歩踏み出す中、新たな道が開かれていったのです。
未知の一歩を踏み出すのは、誰しも恐ろしいことです。しかし、自分の考えよりも神さまへの思いが大きくなる時、信仰の一歩へと導かれていくのでしょう。そして困難を乗り越える時、主の約束の確かさや力強さを、ますます深く知るようになるのです。主は先立ち、共に歩み、最後の一人まで待ってくださいます。だからこそ私たちは、安心と信頼と勇気をいただき、主と共にはじめの一歩を踏み出すことができるのです。