招きの詞 あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。
こう言われているからです。「人は皆、草のようで、 その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、 花は散る。25 しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。」これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。
聖書 Ⅰペトロ1章22-25節
讃 美 新生132 主よ おことばをください
メッセージ 「束の間の人生だからこそ」 杉本 拓哉 牧師
聖 書 コヘレト1章1~11節
「私と私の家は主に仕える」
私たちは毎日、何かを選びながら生きています。服装や食事のような身近な選択もあれば、進学や就職など特別な決断もあります。選択の積み重ねが人生を形作ります。大切なのは、何を基準に選び取るのか、自分の心を整理しておくことです。もしも、他の人や環境のせいにしてばかりなら成長はありません。しかし、自らの歩みを振り返り、恵みを数えて失敗からも学ぶのであれば、次の一歩に繋がることでしょう。
宗教においても、一つを選ぶ決心は重要です。聖書の時代、イスラエルの民も「どの神を信頼して生きるのか」向き合わされました。ヨシュアは人々の前で宣言します。「私と私の家は主に仕える」と。自分の欲望を満たすための神々ではなく、愛と真実をもって共に歩んでくださる神を選び取ったのです。自由な選び取りと、信仰による決断は、今の私たちにも求められていることでしょう。大きな力で脅し、一方的に条件を押し付けるならば、良き関係性は育まれません。過去を振り返り、主の恵みと憐みを見出す中で、新しい一歩を踏み出す勇気と希望が湧いてくるのではないでしょうか。私たちもまた宣教開始74年の歴史を振り返り、「私と私たちの教会は主に仕えます」と、心と声を合わせて告白しようではありませんか。