38│2025年9月14日

岡山バプテスト教会


招きの詞 わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう。神にわたしの救いはある。
聖書  詩篇62編1-2節

説教 「召命のとき」 片山 寛 先生 
聖書  ルカによる福音書5章1-11節

「召命のとき――主イエスからの招き」
  
  誰の生涯にも、「召命」のときがあります。召命Calling、それは主イエスからの招きであり、お命じです。召命をこれまで何度断った人も、最後には(死を迎えるときには)、神さまの召命にお答えしなければなりません。それは自分自身との真剣な語り合いのときなのです。次のような小さな物語があります。

正しいドア 一人の若者がある修道院の客になった。夜半まで彼は修道士と自分の人生について語り合い、方向づけを得たいと望んだ。語り合いが終って、二人は長くて暗い廊下に立った。廊下には、修道士の個室に入るドアがいくつも並んでいた。修道士は、右手でその廊下を指し示して、若者にこう説明した。「君の人生は、いくつものドアが並んだこの長い廊下のようなものだ。ひとつのドアのところでだけ、君は立ち止まって、中に入ることができる。よく考えなさい、若い友よ、どのドアを選んだらよいかを。」