13 │2024年3月31日

岡山バプテスト教会


週 句 わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。
聖書   イザヤ書43章4節(新改訳)

説 教 「ファミリーヒストリー神回」 高橋周也牧師
聖書   ヨハネによる福音書20章11~23節

「神の導くストーリー」
 私が当教会に赴任する前に、皆さんと初めて礼拝をした2020年11月8日の説教の箇所も本日と同じでした。その時に「後ろを振り返るという前進」という題でお話しをしました。実際にこの3年の歩みは「振り返る」ことが多かったのではないかと思います。まさに今、教会建築に向けて、また、昨年教会組織60年(宣教開始は1951年からなので、教会の歴史そのものはさらに10年以上長い)を迎えた教会として、岡山バプテスト教会は、自らの歩みを振り返り「教会のストーリー」を作りつつ、かつ練り上げている途上にあります。そういう教会のステージに寄せて、年初より礼拝説教では、ヨハネの福音書を、ヨハネの共同体(教会)が書き記した言葉という意味で、ひとつの教会のストーリーと心がけて読み進めてきました。4つの福音書それぞれに、各共同体(教会)が大切にした信仰が現れています(ぜひYouTubeで元旦礼拝の説教をご覧ください)。そのなかで今日最後にご紹介することになるヨハネ教会の信仰は「身体性」です。言葉と体験は信仰の両輪なのです。
 さて、「体験」と言えば、本日はイースターです。1992年から昨年までは、劇「復活」が礼拝として演じられていました。皆さんとの言葉の交わし合いの中で、これまでを振り返り、一旦中断してみようの声が挙がりました。イースターの説教がききたいとの声もありました。劇にも説教にも、それぞれに良さと弱点があります。大切なことはキリストの福音が宣べ伝えられることです。福音は私たちの現実にはたらきかけてきます。私たち一人ひとりが、またこの教会の歩みが、神の家族の一員として、いつもその目的のために命を使えますように。