01 │2024年1月7日

岡山バプテスト教会


週句 地震の後に火が起こった。しかし、火の中にも主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた。それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。「エリヤよ、ここで何をしているのか。」
聖書   列王記上19章12~13節

説 教 「その時歴史が動いた」 高橋周也牧師
聖書   ヨハネ1章43~51節

「主に従うは『来て、見る』こと」
 明けましておめでとうございます。元旦礼拝の説教の話の流れのなかで、聖書唯一の「おめでとう」であるクリスマス物語のマリアを引いて、「2024年には『おめでとう、恵まれた方』という言葉を素直に受け止められない出来事も起こるだろう」と何度か口にした私も、その礼拝から4時間後に大きな地震と津波が北陸を襲うことになるとは、夢にも思いませんでした。
 しかし、2024年を良い年にしたいという思いは変わりません。このような時だからこそ、より一層私たちは、この世界は神のストーリーのなかにあり、私たちはその創造から完成に至る時の一部を生きているのだということを知りたいと思います。
 今年しばらくの間読み進める予定のヨハネによる福音書は、この福音書を記したヨハネ教会の「教会のストーリー」とも言えます。神の大きなストーリーのなかに、あろうことかその主ご自身が来てくださったこと、それのみならず、イエス様と登場人物との具体的なであい、さらには、私たち一人ひとりとのであいもまた、神の大きなストーリーの一枝であるものとして語っています。このストーリーのなかで、私たちは今なお、「ナザレ」から「良いもの」が出ることを告げ知らされているのです。そして、告げ知らせるように召されてもいるのです。そういうわけで、今日の巻頭言でも、元旦礼拝の巻頭言と同じお奨めをします。どうぞ「今年の聖書の御言葉」を見つけて、一年間大切に心に刻みましょう。